効能・効果がある?CBDオイル使用時の症例報告から可能性を考える

CBDの効果
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一般的な認知度も広まってきたCBD(カンナビジオール )。リラックスや睡眠改善、ストレスの緩和といった日常生活において役に立つ効果を持つだけではなく、さまざまな症状の治療に応用できる可能性も秘めています。

国内外が幅広く研究が進んでおり、将来的にはCBDがさまざまな症状で利用される未来も予想されています。

今回はCBDオイル使用時の症例報告を見ながら、CBDにどのような可能性があるのか紹介していきます。

CBDオイル使用時の症例報告について

今回の記事で参考にするのは臨床CBDオイル研究会で代表を務める飯塚浩氏が発表した「約100箇所の国内医療機関協力によるCBDオイル使用時の症例報告」からCBDの効果について紹介していきます。

こちらの報告は2019年10月14日日本臨床カンナビノイド学会で発表されました。発達障害や双極性障害、統合失調症、うつといった症状でのCBDオイル使用時の効果について記載されています。

それぞれ症状ごとにCBD使用時の症例報告について紹介していきます。

発達障害におけるCBDオイルの使用について

発達障害においてCBDを利用すると「睡眠」「食欲」「感情の不安定さ」などに効果的という報告がなされています。

具体的にどのような効果があったのか症例をみていきましょう。

20代 男性 自閉症スペクトラム、過食、不眠

自閉症スペクトラムと知的障害で施設に通っている20代の男性は、食欲のコントロールができず、睡眠時間も短く一晩中アニメソングを大声で歌うなどしていました。

そのような中でCBDオイルを朝と就寝前に服用したところ、四六時中食べるのが辞められるようになり、睡眠時間も長くなりました。寝つきも良くなったそうで、夜中に大声で歌うようなことも無くなったそうです。

28歳 男性 アスペルガー障害、感情失禁、不眠

数年間ひきこもり状態にあった28歳の男性。話し出すと止まらなくなり、感情が不安定で急に泣き出したりしていました。感情の不安定さが疲労を蓄積させ何もできなくなるという状況が継続、直近では不眠の訴えもありました。

そのような状況でCBDオイルを1日2回摂取したところ、夜にしっかりと眠れるようになり、感情や気分も安定化したそうです。

双極性障害におけるCBDオイルの使用について

症状のコントロールが難しい双極性障害についてもCBDオイルの使用が効果的という症例報告がなされています。

具体的な症例は以下の通りです。

50代 男性 躁うつ両病相を繰り返す難治性の双極性障害

30代からうつ状態によって休職を繰り返していた男性。40歳ごろから多弁・過活動といった躁病相と起床困難・不機嫌・抑うつ・精神運動抑制などのうつ病相を繰り返し発症していました。

CBDオイルの使用を開始してから、徐々に気分が上がるも睡眠覚醒リズムが規則的ではなく昼寝や確認行為が多い状態が持続していました。朝と夜の使用を継続している内に昼寝の回数も減少し、症状についても改善が見られたそうです。

今では復職に関する職場との面談も増え、CBDオイルの使用を継続することで安定した状態が続いているそうです。

統合失調症におけるCBDオイルの使用について

症状コントロールが難しい統合失調症についても以下のような症例報告がなされています。

40代 女性 抗精神病薬に抵抗して再燃・入院を繰り返す統合失調感情障害

20代からうつ状態を繰り返し精神科に通院、30代になると希死念慮や自殺企図を伴う深刻なうつ状態を患い入院を繰り返すようになりました。

抗精神病薬を服用して安定している中でも目立った誘因なく希死念慮を伴ううつ状態が続いており、深刻な病状が矛腐れていました。

本人には入院せずに回復したいという希望がありCBDオイルの使用を開始。服用を海賊することで症状が治るようになりました。CBDを使用してから9ヶ月間は一度の入院もなく過ごせているそうです。

うつ状態におけるCBDオイルの使用について

うつ状態においては「気になることが頭から離れずうつ状態に陥る」というパターンにCBDオイルが効果的という症例が報告されています。

43歳 女性 反復性うつ病性障害

多忙な仕事や部下とのトラブルによって片耳が聴こえづらい症状や涙が止まらなくなるなど感情のコントロールが困難になる状態が続いていました。

初診時は抑うつ気分、イライラ、不眠、食欲不振、下痢などの症状があり、重度のうつ状態が確認されました。

休養と薬物療法によって徐々に症状は緩和、職場にも復帰したものの今度は常に仕事のことが頭から離れなくなり、中途覚醒や早朝覚醒が悪化、再びうつ状態となります。

そのような中で就寝前にCBDオイルを服用するようになりました。徐々にうつ症状は改善し「頭の中もスッキリした」という状態が続き、寛解状態が継続しているそうです。

36歳 女性 反復性うつ病性障害

32歳のときに第一子を出産。産休、育休を経て仕事に復帰したもののずっと気が張って常に覚醒している状態が続いていました。「頭に膜がはっている」「人といるとしんどい」「眠れないことにあせる」「涙が出る」といった症状が続き病院での診察を受けることになります。

初診時には不安水準の高さや過度の緊張状態の持続、不眠、抑うつ気分などが目立つうつ状態にありました。薬物治療を経て寛解状態になったのですが、うつ症状が再発し不安定な状態が続いていました。

薬物治療にも抵抗があったためCBDオイルの服用を開始。就寝前に摂取することで「緊張感が下がった」「落ち着けるようになった」「気分の波がなくなった」など良好な状態が続きました。

継続的にCBDオイルを服用することで安定状態が続いているそうです。

さまざまな症状の治療に新たな可能性を示すCBD(カンナビジオール)

人間の身体にはエンド・カンナビノイド・システム(ECS)と呼ばれる食欲、睡眠、性行動、疼痛、免疫、感情、運動機能、発達、老化、認知、記憶などをコントロールしている身体調整機能が備わっています。

CBD(カンナビジオール)は働きの弱まったエンド・カンナビノイド・システムの調子を取り戻す効果があると認められており、そういった作用を利用してさまざま症状の改善についても可能性が指摘されています。

双極性障害や統合失調症といった薬物療法のみではコントロールが難しかった症状であっても、CBDによるコントロールが有効であることが示されています。

また、睡眠、食欲、感情(ストレス)といった機能を調整することで、これらの波を抑えて安定かし、治療に役立てるツールになる可能性があります。

CBDオイルを治療に活用する医療機関も増えています

今回紹介した症例は臨床CBDオイル研究会が発表している報告の一部に過ぎません。CBDオイルを活用した治療法はさまざまな症例で報告されており、実践する医療機関も増えています。

CBDオイルの実践医療機関については臨床CBDオイル研究会の公式サイトから確認できます。

「臨床CBDオイル研究会-実践医療機関-」

https://cbd-info.jp/clinics/

全国各地の医療機関でCBDオイルの活用が進められているため、使用上の知見の蓄積や適正な使用の普及も期待できます。

まとめ

健康食品などのジャンルで一般的に購入できるようになったCBD(カンナビジオール )ですが、医療機関でもさまざまな症状の治療に活用されており、実際に症状が改善したという報告も多数あります。

将来的に研究が進められていく中でCBDが幅広い症状の治療に活用される可能性も期待できるでしょう。

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