CBDが抗生物質の効かない耐性菌に効果!?今後の対策の鍵になる?

CBDの効果
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CBD(カンナビジオール)は精神活性作用を生むことなく、リラックスやストレスの緩和、鎮痛作用などの効果を持つと言われる成分です。国際的な研究が進む中で、そんなCBDの可能性が続々と発見されるようになってきました。

その1つが「抗生物質の効かない耐性菌に対する効果」です。まだ研究段階ではありますが、CBDによる耐性菌への効果があることが判明すれば、将来的な対策の鍵になるかもしれません。

今回はCBDによる耐性菌への効果について詳しく解説していきます。

オーストラリアのクイーンズランド大学によって発表されたCBDの耐性菌への効果

CBDの耐性菌に対する効果の可能性について発表したのはオーストラリアのクイーンズランド大学分子生物科学研究所に所属しているマーク・ブラスコビッチ上級研究員を含む研究チームです。

2019年7月24日に発表された「Cannabis compound could be powerful new antibiotic(カンノビスは強力な新しい抗生物質になる可能性がある)」という研究です。

「Cannabis compound could be powerful new antibiotic」

https://imb.uq.edu.au/article/2019/06/cannabis-compound-could-be-powerful-new-antibiotic

論文の主な内容を見ていきましょう。

「A compound from cannabis has been found to be active against the bacteria responsible for many serious infections such as golden staph and pneumonia, including bacteria that have become resistant to other antibiotics, IMB research has shown. 」

「カンノビスから生成された化合物は黄色ブドウ球菌、肺炎連鎖球菌、肺炎など多くの深刻な感染症の原因となる細菌を含む、抗生物質の耐性のある細菌に対して効果あることがわかっている」

これまでCBDはてんかんの治療薬や不安、鎮痛、抗炎症などの症状に対する研究が進んでいましたが、細菌に対する効果を示す可能性については明らかとなってきませんでした。

その中でこちらの研究では、細菌をCBDに晒す実験を行なったところ、細菌は耐性を獲得しなかったという結果が報告されています。

マウスを使用した実験ではCBDが皮膚感染に効果を持っていることが示されており、CBDの耐性菌に対する対策に大きな可能性が示されました。

CBDの耐性菌に対する効果はまだ研究段階

2020年に入ってから新型コロナウイルスの流行で世界中が大混乱となっている中、さまざまな情報が錯綜している状況でもあります。

手洗いやうがい、マスクといった対策は取れるものの、それ以外の部分についてどのような対応をすればいいか正確な情報を求める人は多いでしょう。

未だ有効な治療薬が開発されていない新型コロナウイルスに対しても、科学的根拠のない情報が数多く出回っており混乱を招いている状況も伺えます。

今回取り上げたCBDの耐性菌に対する効果に関する発表は未だ研究段階であり、直ちにCBDを摂取することで細菌に対する効果が得られるかは定かではありません。

最近では、抗生物質による治療を嫌い、CBDなどを用いた民間療法に頼る人も多くいますが、研究によって全てが明らかになっていない以上、その段階で使用するのは大変危険です。

耐性菌に対する効果が示されたとはいってもあくまでそれは試験管内で行われた実験にすぎません。本当の感染症に効果があるのか判明するまでには時間がかかりそうです。

細菌に対する効果はCBDの新たな可能性

CBDはこれまでさまざまな症状における効果の研究が勧められてきました。てんかんや炎症の治療では、CBDの使用は既に臨床段階にもあり、CBDという成分が将来的に医療分野で幅広く応用されるのは時間の問題といえるでしょう。

また、今回クイーンズランド大学によって発表されたCBDの耐性菌に対する効果については、これまで知られていなかったことでもありました。またCBDの新たな可能性が示されたということでもあり、改めてポテンシャルの高さを伺わせてくれます。

さまざまな症状に対する効果が研究によって明らかになっている実績もあるので、感染治療に対する効果が判明すれば臨床利用までそう時間はかからないという見方もあります。

現状ではまだ「効果がある」と漠然と判明したにすぎず、どのような仕組みによって作用が生じるているのかは明らかになっていません。

ただ、これまで判明してきたCBDの効果を考えてみても、期待は高まる一方なのではないでしょうか。

日本でもCBDを使用した症例は多数ある

さまざまな可能性が判明しているCBDは、医療の現場でも積極的に活用されています。日本の医療機関でもCBDを使用した治療を行なっており、症例は多数報告されています。

臨床CBDオイル研究会」が報告しているCBDの使用症例には、さまざまな症状でCBDが治療に使われていることが発表されています。

CBD使用症例

  • 不眠
  • 皮膚炎
  • かゆみ
  • 不安障害
  • 熟眠障害
  • アンジェルマン症候群
  • ミオクローヌス様発作
  • 症候性てんかん
  • 最重度知的障害
  • 頭痛
  • 気管支喘息
  • うつ状態
  • いびき
  • 睡眠ジム呼吸
  • 統合失調感情障害
  • アスペルガー障害
  • 感情失禁
  • アルツハイマー型認知症
  • 逆流性食道炎
  • せん妄
  • 過敏性腸症候群
  • 反復性うつ病性障害
  • 繊維性筋痛症
  • 低体温
  • 帯状湿疹後神経痛

など

「臨床CBDオイル研究会-CBD使用症例-」より

https://cbd-info.jp/cases/

このようにさまざまな症例でCBDが治療に用いられています。CBDは身体調整機能のエンド・カンナビノイド・システムの働きを正常化し、食食、睡眠、免疫、感情、認知、記憶などをコントロールしてくれます。

数多くの疾患にCBDの効果が認められており、実際の医療現場で用いられることも多くなってきています。

これだけの実績があるCBDですから、感染症菌に対する効果が示されたという今回の事例も素早く研究が勧められていくことが考えられます。

まとめ

CBDが抗生物質の効かない耐性菌に対して効果を示したという研究について紹介していきました。抗生物質では対処できなかった感染症菌に対してCBDが効くというのは、また大きなる可能性を広げる結果となりました。

さまざまな疾患に対する効果を持つCBDが感染症菌にも効くことが示されたという意味でも大きな価値があるでしょう。

体に負担をかけない治療法としてもCBDは注目を集めています。さまざまな可能性を秘めている成分でもあるので、今後の研究の進展にも期待が集まります。

CBDが気楽に始められる